The Asprey Flagship store, 1950

アスプレイの遺産

1781年にウィリアム・アスプレイによって創業されたアスプレイは、現在のニューボンド・ストリートに移る前はサリー州のミッチャムにありました。

ロンドン中心部に移転したアスプレイは、個人的な装飾品や持ち物、あるいは洗練され要求の高いお客様のためにテーブルや家を豊かに美しく飾るものなど、「エクスクルーシブで高品質な品」の宣伝をしました。

Asprey Crest – Awarded in celebration of Asprey’s 225th Anniversary

初期のスペシャリティはドレッシング・ケースで、1862年にヴィクトリア女王からロイヤル・ワラントを授与されました。同年、ドレッシング・ケースは万国博覧会でも金賞を受賞しました。

1920年代と30年代はアスプレイにとってゴールデンエイジでした。1925年のパリ万国博覧会で発表され、当時は「モダーン」、あるいは「ジャズ・モダーン」と呼ばれ、現在では「アール・デコ」として知られる新しいスタイルを取り入れていました。そのアイコニックなデザインは時代の新しいエネルギーとオリジナリティを反映し、この時期のアスプレイのカタログはラグジュアリーな製品の美しい見本帳のようでした。アスプレイはこのカクテルの時代を謳歌し、独自のアイコニックでユーモアに溢れた製品を作りました。

Actress Bridgette Bardot outside the Asprey Flagship, Mayfair store

第二次世界大戦の間、アスプレイはそのワークショップをユーストン・ロードにあるネトルフォード・ハウスで続ける決意をします。これは、そうしなければ戦争に送り込まれたであろう職人たちの集団を維持することを意味しました。これにより、金銀細工師たちが海軍本部をはじめ、そのほかの省庁のためのパーツを作ることも可能になりました。

アスプレイは戦後も成長を続け、ワークショップはニューボンド・ストリートの店の上に移転し、その結果、ビスポーク・ビジネスが発展しました。リンゴ・スターのためのチェス・セットや16人用のダイニング・テーブルを含んだピクニック・トレーラーなどをはじめ、注文が世界中から届くようになりました。